他院での手術後、リンパ浮腫の出現に不安がある方、緩和ケアにおける浮腫その他のむくみに悩んでいる方など、ご相談ください。
他院での手術後、リンパ浮腫の出現に不安がある方、緩和ケアにおける浮腫その他のむくみに悩んでいる方など、ご相談ください。
リンパ浮腫と診断された方は紹介状を持参の上外科(井上 弘医師)外来を受診してください。
新規で受診されたリンパ浮腫の方の場合、下肢のみの対応となります。
採血や下肢エコーなど、施術開始に当たって必要な検査を行い、施術は後日になります。
その他のむくみの場合、その原因によって施術を行うことができません (心疾患や血栓症など)。
当院の主治医に相談するか、お電話にてお問い合わせください。
リンパとは、リンパ液・リンパ菅・リンパ節の総称です。
私たちの身体の血液中からは1日に約20リットルの水分が漏れ出ています。それがリンパ液です。
リンパ液は全身に張り巡らされたリンパ菅を流れ、体内に侵入したウィルスや細菌などの老廃物、余分な水分の回収をおこなっています。このような役割から、リンパ菅は身体の下水管とも言われています。
そして、リンパ菅が集中する部分にリンパ節があり、浄化作用を担っています。この浄水器のようなフィルターでウィルスや細菌などの異物を食い止め、免疫細胞が撃退しているのです。
リンパの中には多くの免疫細胞が存在し、体内に侵入した異物(ウィルスや細菌など)、または体内に発生した異物(がん化した細胞)などを排除する役割を担い、免疫系に大きく関与しています。
免疫とは、体内に侵入した細菌やウィルスを撃退したり、がん細胞が増殖しないように体を守ったりする防御システムのことを言います。その働きをする力が免疫力です。
免疫力が低下すると…
・ウィルス・細菌などの感染症にかかりやすくなる。
・アレルギー症状が生じやすくなる。
・疲れやすくなる。
・肌が荒れる。
など、様々な身体の不調が生じてきます。
免疫力が低下してしまう原因
・不規則な生活(睡眠不足など)
・過剰なストレス
・運動不足
・体温の低下(1度下がると免疫力は30%下がる。)
・加齢(免疫力は20歳頃でピークとなり、40〜50歳では
約半分に。70歳ではピーク時の10%くらいになると言われています。)
免疫力が低下してしまう原因を全て取り除いていけたらいいのですが、
ストレス社会の現代において、そして加齢においては誰もが防ぐことはできません。
リンパは筋肉の動きや呼吸によって流れていますが、免疫細胞が多く存在するリンパの流れが滞ってしまうと、その働きが弱まり、むくみの原因となると同時に、感染症などに罹患しやすくなります。
適度な運動、そしてリンパドレナージでは、リンパを流し、免疫細胞の働きを活性化させることで、その働きを強めていくことができます。
また、私たちの腸内には免疫細胞が多く存在しており、全体の60%とも言われています。同時に腸にはリンパも多数あるため、腸内環境の活性化も免疫力UPに大きく関わってきます。
リンパケア外来
事前に外科外来での受診が必要です。
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外来の受診日
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