総合災害訓練
12月14日、クレオでは大規模震災を想定した災害訓練を実施しました。
今回は法人関連施設で一斉に訓練を実施するという初の総合訓練とあって、数か月前から委員会が組織され、シナリオ作成、備品の準備、各部署行動の連動性確認などを行い、この日に備えてきました。
さあ、地震発生!我孫子の震度は6強!という設定。きっとこんな感じです。
停電の想定化で、昼間でも館内の一部はこんなに暗くなってしまいます!
速やかに災害対策本部が設置され、本部長の指示に基づきメッセンジャーが各階から情報収集、情報をボードに書き込んでいきます。
この情報元に災害対策本部で協議が行われ、適宜対応の指示を行います。
そして各現場では、慌てずに、冷静に、かつ迅速に
ご利用者の安全確保や負傷者への対応
負傷者の搬送(今回はシーツ2枚重ねの簡易担架での搬送です)
エレベーターも停止しているので、階段での搬送です。
ランタンの準備
簡易トイレの設置
バケツや備蓄飲料水の運搬
などなど、刻々と変化する状況に応じて素早く行動していきます。
一人一人が自らの役割を認識し、これを果たすことはもちろん重要ですが、加えて、日頃から培われるチームワークがさらに重要になります。
ひとまず訓練は無事に終了。各職員が自分の役割を理解し、具体的な行動のイメージを持つことができました。
それでも発災時に本当に行動できるのか、その状況下でご利用者皆様を安全に守れるか、まだまだ不安は残ります。
しかも12月になってから・・・・
8日 秋田県
10日 インドネシア
18日 石川県
と、立て続けに深海魚「リュウグウノツカイ」が漂着したというニュースがありました。
このお魚が姿を現すのは「大地震や津波の前兆」ともされ、迷信に惑わされやすいナイーブな私(笑)にとっては、何とも気味の悪い状況です。
それはさておき、いつ起きても不思議ではない大震災に対して、ご利用者とご家族の皆様が不安なく生活頂けるよう、今後も訓練やチームワークの強化を通して備えて参りたいと思います。
なお、当日ご面会にいらした皆様にはご不便、ご迷惑をおかけ致しました。
今後とも防災活動へのご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。