医療法人社団創造会 メディカルプラザ平和台病院 千葉県我孫子市 | シンポジウム~地域包括ケアシステム構築の為の医療と介護の連携とは~

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シンポジウム~地域包括ケアシステム構築の為の医療と介護の連携とは~

平成30年6月22日(金)17時45分から、シンポジウム「~地域包括ケアシステム構築の為の医療と介護の連携とは~」が開催されました。

リハビリテーション科の大蔵係長と教育研修グループが共同で開催した今回のシンポジウム。

当院の山本文司医師、澤麗子ケアプラザ事業部長のほか、ゲストに特別養護老人ホーム 八千代城の渡辺哲也氏をお迎えしました。

最初に登壇した渡辺氏からは、「地域包括ケアシステムについて~介護支援専門員からの着眼点を知る~」と題して、ご自身の介護支援専門員(ケアマネージャー)としての経験から、地域包括ケアについて基本的な視点や、今後の地域包括ケアシステムについて意見交換の場となるであろう地域包括支援センター主催の地域ケア会議などについてご発表いただきました。

山本医師からは、地域包括ケアシステムのまさに名付け親ともいうべき旧御調国保病院(現公立みつぎ総合病院)山口昇医師の活動が紹介されました。

昭和 49 年に訪問看護を開始して以来、「つくられた寝たきり」を予防し、障がい高齢者の在宅生活を支援するために、病院と旧御調町行政が一体となり、保健・医療・介護・福祉サービスの提供に必要な拠点を整備し、地域包括ケアを実践。

保健・医療・介護・福祉サービスが総合的、一体的に提供されているといいます。

また、現在は尾道市に編入となった御調町の福祉充実度に期待して全国から多くの住民が移り住んでいるそうです。

このほか、尾道医師会の尾道システムや、平和台病院の現状についても言及されました。

つづいて、澤ケアプラザ事業部長からは、「医療との連携における課題(介護側から)」との演題で、医療・介護間でのコミュニケーションの重要性が提起され、より一層のコミュニケーションが必要との観点から、ケアマネージャーの役割の重要性について、お話がありました。

その後、意見交換の時間では、医師が作成する介護度の審査に重要な役割を持つ主治医意見書についても取り上げられました。

この他、参加者からは様々な質問や疑問点が投げかけられ、医療・介護関係者から注目を集める地域包括ケアシステムが今後どのようになっているのか、知識を深めるよい機会となりました。