第29回創造会フェスタ2016 終了報告
11月27日(日)に開催された第29回創造会フェスタ2016は、あいにくの曇り空にも関わらずおよそ1000人もの皆さまにご来場いただきました。
終盤に少し雨が降りだすこともありましたが、フェスタ開催中は何とか天気がもってくれました。
楽しいイベントが盛りだくさんでしたが、今年はなんとあのパラリンピックで銅メダルを受賞した車いすラグビーの体験会が開かれていました。
そこでは実際に車いすラグビーで使われている車いすに乗ることができました。
金属のガードで囲われた車いすにのって互いにぶつけ合うと、かなりの衝撃です!
ガードには無数のキズがついていて激しい試合の様子を物語っていました。
この専用の車いすは、全体をぐるりと頑丈なガードのおおわれているほかに、車輪が倒れにくいように「ハ」の字のように斜めについており、取っ手は外周についていますが、内周でも回せるようにロードバイクのディスクホイールのようになっています。
うまく操作するにはかなりの力が要りますが、慣れてくると自在に動かせそうです。
選手の皆さんはがっしりとした肩や腕をしていてさすがパラリンピックの銅メダリストという感じでした。
参加者の中には銅メダルを見せて頂いて首から下げて記念撮影をしている人もいました。
演奏会では、川村学園女子大学の皆さんによるハンドベルの演奏会が行われました。
ハンドベルは1つで1音のみの楽器です。そのため、広いテーブルが必要となりますが、会場のイマジンでは、すこし狭かったため斜めに並べて頂きました。
ハンドベルは小さなものからかなり大きなものまであって、演奏する曲ごとにハンドベルを並べ替えたりしていました。
大きなベルを鳴らすのはちょっと大変な印象でしたが、そこはさすがに川村学園女子大学のハンドベル部の皆さんです。
複雑な曲もさらりと演奏していただき、ハンドベルの澄んだ音色に心洗われる思いがしました。
講演会では、土井院長による生活習慣病の講演やメンタルヘルス科の池森医師の講演がありました。
丁寧な説明に来場された方も頷きながら話を聞いておられました。
今年の講演会・演奏会は盛沢山でしたが、なかでも東工大名誉教授の細谷先生による「宇宙の始まり」についての講演は、興味深いものでした。
現在、巨大な望遠鏡などを通して知ることのできる宇宙が、どのようにして形成されていったのか。
理論を駆使して解き明かした内容を分かりやすくお話していただきました。
同様に宇宙の成り立ちはまだまだ謎がいっぱいあることもわかり、思わず現実離れした物思いにふけることもできました。
細谷先生は我孫子市サイエンスカフェの会長もしておられます。
ご興味のある方はそちらものぞいてみてください。
2016年12月18日(日)13:30~16:30 我孫子市北近隣センター並木本館ホールにて細谷先生の講演会が開かれるとのことです。
この他、毎年大盛況の骨密度測定などの健康ブースでしたが、最初に整理券などをお配りして対応しておりましたが、残念ながら検査を受けられなかった皆さまもおられて大変もうしわけありませんでした。
来年に向けて色々と発生した課題を克服して、誰もが楽しんで健康維持に役立てて頂ける創造会フェスタにしていきたいと思います。
ご来場いただいた皆様には誠にありがとうございました!