肛門疾患はなかなか病院を受診しにくい病気ですが、重症化すると命にかかわることもあります。早めの受診をお勧めいたします。
時には手術が必要なこともありますが、以前は1週間の入院が必要であった病気も手術方法の進歩により2~3日で済むようになりました。
主な肛門疾患としては痔核(切れ痔やイボ痔)、痔ろう、直腸脱などがあります。
肛門疾患はなかなか病院を受診しにくい病気ですが、重症化すると命にかかわることもあります。早めの受診をお勧めいたします。
時には手術が必要なこともありますが、以前は1週間の入院が必要であった病気も手術方法の進歩により2~3日で済むようになりました。
誰にも言えずに痔のことでつらい思いをしていたりする人は少なくありません。
診察を受けるのははずかしいと感じたり、手術になったらどうしようと悩み、肛門科を受診することをためらっている人も多いのではないかと思います。
痔は生活習慣病ともいわれ、アルコール、偏った食事、誤った排便習慣などが誘因となりだれでもなる可能性があります。
また女性の場合出産が原因となることは有名です。
主なものは3種類あり、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろうですが、最も多いのは痔核です。
痔核は排便時や出産時の強いいきみが原因でできる肛門血管のうっ血状態です。
痔核には内痔核と外痔核があります。内痔核は奥の方にできる痔ですが、その症状により1度から4度までに分類されています(図)。
1度は軽症で軟膏や座薬でほとんどの場合なおりますが、さらに進行してくると手術が必要となります。
肛門側にできる外痔核は激しい痛みをともないます。ある日突然コリコリとしたしこりのような血栓と呼ばれる血の塊ができるのが特徴です。
外来で血栓を取り出さなくては痛みが治まらない場合もあります。
まず食生活を改善して便秘にならないようにしましょう。便秘で苦しまず、痔の予防をするには腸内に善玉菌をふやすことが大切です。
善玉菌の代表は乳酸菌やビフィズス菌です。これらを多く含む食べ物はヨーグルトや乳酸菌飲料ですが、和食ではぬかずけや納豆などにも豊富です。
また良い便を作るには食物繊維を摂取することが重要です。野菜を毎日食べるように心がけましょう。
生活習慣の改善と薬による治療で改善されない場合や、症状が進行していて保存療法では治癒が見込めない場合は注射による硬化療法や手術療法が必要になります。
最近では内痔核を切除せずに直腸を環状に切除し痔核を治してしまうPPH法も、術後の痛みが少ない方法として推奨されています。いつものようにトイレに行ってほっと一息ついたのもつかの間、便器が真っ赤(~_~;) 便に血液が混じっている(>_<) そんな経験はありませんか?
このような場合痔と痔以外の病気(大腸がんなど)の両方が考えられます。まずは肛門科を受診しましょう。
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