リハビリテーション科

概要

当院では、急性期から積極的なリハビリテーションを提供し、回復期においては退院後の生活を見据えたリハビリテーションを提供しております。 また、2018年10月より開設した地域包括ケア病棟には、理学療法士を配置し、より地域に根差したサービスを提供しております。 今日の医療・介護現場における大きな問題点の1つとして、「医療⇔介護への連携(人手)不足」があげられます。それらを改善する目的で、併設のデイケアや法人内のデイサービスへスタッフを配置し、退院後の新たな問題点の解決に努めています。 また、通院(所)等が困難な患者様及び在宅生活を重視される患者様に対しては、法人内の訪問看護ステーションより訪問リハビリテーションも提供しています。 リハビリテーションを「単なる機能訓練」と誤解されている方も多いと思われますが、リハビリテーションの目的は「生活の再建」「ノーマライゼーションの実現」にあります。様々な患者様が快適な生活を取り戻し、安心して生活できるよう支援させていただいています。 2019年7月現在、総勢54名(理学療法士42名、作業療法士7名、言語聴覚士2名、助手3名)体制となっています。創造会の事業方針に沿い、切れ目のないリハビリテーションサービスを目指します。

主な特徴

  1. 365日体制による手厚いリハビリテーションサービスの実施
  2. 充実したスタッフ数 総勢54名 2019年7月現在 (理学療法士42名、作業療法士7名、言語聴覚士2名、助手3名)
  3. 部門分けによる業務効率の向上および安全面への配慮
  4. リハビリテーション専門医の回復期病棟専従
  5. 施設基準:脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ) 運動器リハビリテーション料(Ⅰ) 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  6. 教育システムの充実   ※詳細は教育システムにて

理念
患者様(ご家族)の満足のいくリハビリテーションを提供します。
基本方針
  1. 安全で質の高いリハビリテーションを目指します。
  2. 患者様の有する能力を最大限に引き出し、生活の再建を支援します。
  3. 内部連携、外部連携を強化し、患者(家族)様が安心して生活できるように勤めます。
  4. 地域に貢献できる「人材の育成」に努めます。
部門紹介

当院では連携の強化や業務の効率化を目的に、急性期(内科・外科)部門、急性期(整形)部門、回復期病棟部門、地域包括ケア部門、地域部門の5部門に分けて業務を行っています。

急性期(内科・外科)部門
部門概要
医師・看護師等の他職種と密な連携をとり、病後間もない患者様のリハビリテーションを治療と並行して行っています。治療期間(平均約30日)の中での提供となるため、必要に応じて患者様、医師を含めた病院スタッフで検討の上、当院の回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟に移り患者様個々に応じた目標の達成に向けリハビリテーションの継続をおすすめすることがあります。
対象疾患
  • 脳血管疾患
  • 廃用症候群(原因疾患:内科、外科、呼吸器、循環器科、泌尿器科等)
部門の特徴
他職種連携の上、病後間もない患者様のリスク管理、精神的ケアを行いながら最大限の運動機能・生 活動作能力の向上を目指しています。
急性期(整形)部門
部門概要
入院直後から身体機能を低下させないようにベッドサイドより身体状態の観察を行いながらリハビリテーションを開始します。そして、手術後や装具完成後には早期離床・ADL向上を目標に基本動作を中心にリハビリテーションを進めていきます。 受傷直後や手術後といった全身状態が十分に安定していない場面では、炎症症状や血圧、呼吸状態などを十分監視し、リスク管理を徹底して行っています。中には、酸素や点滴をした状態で、座位保持や歩行訓練、食事の訓練を行う方もいますが、医師・看護師等の他職種と密な連携をとり、患者様の状態に合わせつつも、なるべく入院前の状態に戻れるよう関わっていきます。
対象疾患
  • 脊椎疾患(頚椎・胸椎・腰椎椎体骨折、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア など)
  • 上肢の外傷・骨折(上腕骨近位端骨折、橈骨・尺骨遠位端骨折、鎖骨骨折 など)
  • 下肢の外傷・骨折(大腿骨近位端骨折、脛骨・腓骨遠位端骨折、膝蓋骨骨折 など)
  • その他(人工関節の術後、骨盤骨折、変形性関節症 など)
    ※それぞれの疾患で保存的療法・手術後の患者様がいます
部門の特徴
  • 整形外科の専門医と密に情報共有をして、患者様の治療方針を決定しています
  • 入院直後から早期に患者様に合ったリハビリテーションを開始します
  • 毎週カンファレンスを実施することで、先輩・上司に相談しやすい環境となっています
回復期部門
部門概要
脳血管障害や骨折の手術などのため、急性期で治療を受けて、病状が安定し始めた発症から1~2ヶ月後の状態を回復期といいます。 この時期に集中的なリハビリテーションを行なうことで低下した能力を再び獲得を目指すための病棟を回復期リハビリテーション病棟と言います。病気や怪我などを負った患者様が、再び生活背景にあった社会生活を送れるように、個々の症状にあわせた療養生活の援助とリハビリテーションを提供します。
対象疾患

疾患によって、発症から入院するまでの日数や、入院期間に差があります。

対象疾患 発症後 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷等の発症または手術後または、義肢装着訓練 2ヶ月以内 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷、および、頭部外傷を含む多発外傷の場合 2ヶ月以内 180日
多肢骨折、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折または手術後 2ヶ月以内 90日
外科手術または肺炎等の治療時の安静により生じた廃用性症候を有しており、手術または発症後 2ヶ月以内 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経・筋・靭帯損傷後 1ヶ月以内 60日
股関節または膝関節の置換術後 1ヶ月以内 90日
部門の特徴
  • 365日体制でのリハビリテーションを提供します。
  • リハビリ専門医の診察を行います。
  • 多職種の職員がチームを組み、集中的に一人の患者様の回復を支援します。
  • 月1回、誕生日会を開催し、お祝いをして患者様との交流を深めています。
  • 必要に応じて実際に患者様宅を訪問し、在宅での生活環境のアドバイスを行います。
地域包括ケア部門
部門概要
地域包括ケア病棟では、急性期病棟にて治療を行い症状が安定したもののすぐに在宅復帰することに不安な方や、在宅サービスの調整(介護保険サービス等)が必要な方、集中したリハビリテーションを受けたい方など患者様の疾患を問わずに受け入れを行っています。 患者様の状態に合わせてリハビリテーションを行いつつ、退院後の生活に沿った在宅サービス(訪問看護、訪問リハビリ、通所介護、通所リハビリ等)の提案を看護師や社会福祉士等とともに行います。
対象疾患
  • 整形疾患(脊椎椎体骨折、上下肢の外傷・骨折等)
  • 脳血管疾患
  • 廃用症候群
  • 難病(筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症等)
部門の特徴
  • 2ヶ月以内という限られた入院期間の中で、早期退院を目指し他職種と密に連携をとりながら、質の高い支援が行えるよう日々取り組んでいます。 患者様、ご家族様が退院後の生活で困らないよう、それぞれの専門知識を駆使し、様々な角度から支援致します。
  • 訪問リハビリスタッフも在中しているため、必要に応じ退院後の在宅での継続したリハビリについても、密に情報共有ができるため、安心して受けて頂くことが可能です。 (※訪問リハビリを受けるためには、医師の指示が必要です。)
  • 限られた時間を有効に使うため、Point of care(POC)という関り方を取り入れています。 リハビリ以外で短い時間を使い、日常動作(トイレ、整容、更衣、食事など)や歩行訓練などそれぞれに合った介入をすすめていきます。
  • スタッフ全員が他部門(急性期、整形、回復期、外来、訪問、デイなど)で経験を積んでいるため、幅広い視点を持ち、支援を行うことが可能となっています。
訪問リハビリ

通院や通所が難しい方に対し、法人内の訪問看護ステーションより訪問リハビリを実施しております。専従で理学療法士を配置し、看護師と連携を取りサービスを提供しております。福祉用具の検討や相談等、自宅にて利用者様がその方らしく生活を送れるよう支援していきます。

対象疾患
  • 脳血管疾患
  • 整形新患
  • 内科疾患
  • 悪性腫瘍
  • 難病(筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症 等)
ご相談は、お気軽に訪問看護ステーションふさにお問い合わせ下さい。
訪問看護ステーションふさ
  • TEL:04-7189-1114
  • 営業時間 8:45~17:15 ※訪問リハビリは月~金まで
曜日
AM × ×
PM × × ×
地域部門

地域部門では、「病院での外来リハビリ」と「デイケアのリハビリ」を担当しており、地域に根差したサービスを提供しています。

外来リハビリ
医師の指示の下、疼痛や日常生活で支障をきたしている方にリハビリを提供しています。また、退院後も継続的なフォローが必要な方や、近隣の医療機関からの紹介によりリハビリを受ける患者様もいらっしゃいます。患者様と目標を共有し、達成に向けたリハビリを提供しています。
対象疾患
  • 骨、関節疾患(骨折・変形性関節症・人工関節置換術後・スポーツ障害 など)
  • 神経、筋疾患(パーキンソン病・脊髄小脳変性症・頚髄症 など)
  • 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・脳性麻痺 など)
  • 当院のリハビリ患者様は、運動器疾患が約7割を占めています。
年齢層も、スポーツで怪我をされた学生~高齢者まで幅広くいらっしゃいます。
リハビリ診療の流れ
  • 介護認定を受けている患者様はリハビリを受けられない場合があります。
  • 担当セラピストがお身体の様子を見せていただき、リハビリの方法や頻度など決定します。
  • リハビリは「完全予約制」となっております。
診療時間
  • AM09:00 ~ 12:30(最終受付12:00)
  • PM13:30 ~ 17:00(最終受付16:30)
曜日
AM
×
×
PM
×
×
デイケア

当院は「介護老人保健施設 エスペーロ」を併設しています。介護保険を取得され、退院後の自宅生活が不安な方や、継続してリハビリを受けたい方がデイケアを利用されています。デイケアに通っている約100名の利用者様に対し、個々に合わせた目標やリハビリを設定しています。さらに、定期的にケアワーカーとミーティングを行い、利用者様1人1人の状況を共有し、目標達成に向けてスタッフ一丸となってサポートしています。

部門の特徴
  1. 整形や脳血管疾患、若年者~高齢者まで、幅広く患者様に対応しています
  2. 当院の急性期・回復期スタッフと連携をとり、退院後も患者様をしっかりサポートできます
  3. 医師との症例検討や勉強会を定期的に行っており、知識・技術の研鑚に取り組んでいます
教育システム
生涯教育について

基本的に自由参加にて各種勉強会を開催しています。開催日程等に関してはスタッフルーム内のカレンダーにて管理し、参加希望の勉強会に参加できます。また、各種マニュアルチェックや感染対策や医療安全に関する勉強会も開催しております。

各種勉強会
  • 法人内勉強会 ※創造会の教育研修グループ主催による勉強会
  • 定期勉強会の開催(3~4/月) ※一般常識等の勉強会も開催 ※年に数回外部講師の勉強会も開催
  • 各種学会報告会(適宜)
  • 卒後教育(適宜) ※実習地訪問時に教員より授業の実施(実技、座学)
  • 部門別勉強会 解剖学・生理学・運動学の基礎知識 実技練習、症例検討、カンファレンス 等

実技勉強会
科内研修
臨床実習生の指導について

見学実習から、評価実習、総合実習まで学生の受け入れを行っています。臨床実習生の指導を通して、病院スタッフの質の向上や後進の育成にも積極的に取り組んでおります。
臨床実習生の受け入れ実績・・・15名(2018年度)

実習形態
当院では診療参加型実習(CCS:clinical clerkship)での臨床実習を実施しています。
※診療参加型実習とは、「見学-模倣-実施」という診療参加過程での実践指導を基盤にしており、 臨床実習生の実施可能な項目の指導を、計画的・意図的・継続的に進めていきます。

新人教育について

入職後、創造会での研修、リハビリテーション科の研修を行い、その後各部署へ配属となります。配属後は、各部署にて指導係が付き、新人に合わせた指導を行っていきます。その他にも、各部署の係長との面談(上期2回、下期2回の計4回)があり、仕事面や技術面のサポートを行っていきます。

地域部門 新人の1例
新人教育の体制として指導係2名がつきます。月に1度は指導係+新人の3名で、業務の確認や目標の達成度、今後の方針を話し合う場を作りサポートしていきます。また、新人のニーズに合わせた定期的な勉強会も開催され理学療法士としての知識や技術を養うことができます。
勉強会スケジュール
  • 上期(4月~9月):関節別基礎知識編 各関節の解剖学・運動学など、基礎的な内容を触診も交えながら復習していきます。
  • 下期(10月~3月):関節別臨床応用編 上期で行った内容を基に、より臨床に生かせるような評価・治療を中心に行ってきます。 先輩の経験談も交えながら、アドバイスをもらうことができます。
年間スケジュール

その他の活動
創造会フェスタ(病院祭)での歩行年齢測定会

当院で開催している創造会フェスタの中で、リハビリテーション科では『歩行年齢測定会』を行い、脚力などの項目を測定した結果を基に運動を指導しています。自分の身体について知ってもらい、また、運動に興味を持ってもらえるような活動になっています。

歩行年齢測定会
演奏会
めでぃふぃ

有志のメンバーで構成され、職員の健康サポートをコンセプトに活動中です。職員を対象としたジョギング・運動会の企画、病院広報誌・院内Webサイトへの健康コラム配信を取り組みの軸とし、今後も健康を広める活動を企画・実施していきます。

リハビリテーション科運動会
コラム活動
リハ科Photos ~スタッフの日常的な顔を紹介します~
リハ科運動会
リレーマラソン参加
フットサル大会
ハイタッチ!!
みんなでボウリング!
納涼会
主な出身校
千葉県
  • 千葉県立保健医療大学
  • 帝京平成大学(千葉キャンパス)
  • 了徳寺大学
  • 藤リハビリテーション学院
  • 八千代リハビリテーション学院
  • 千葉・柏リハビリテーション学院
県外
  • 帝京平成大学(池袋キャンパス)
  • 帝京科学大学
  • 臨床福祉専門学校
  • 東京衛生学園専門学校
  • 東都リハビリテーション学院
  • 茨城県立医療大学
  • アール医療福祉専門学校
  • 目白大学
  • 国際医療福祉大学(小田原キャンパス)
※順不同
求人情報
  • 見学は随時募集中
  • 連絡先:TEL 04-7189-1265(リハビリテーション科直通)
  • 医療法人社団 創造会 平和台病院 リハビリテーション科 科長 関 俊昭(せき としあき)
担当医師
リハビリテーション科部長
五十嵐 康美(いがらし やすみ)
出身地
福島県
卒業大学
秋田大学大学院 放送大学大学院(臨床心理)
所属学会
日本リハビリテーション医学会、日本整形外科学会、日本リハビリテーション心理研究会
資格
リハビリテーション専門医、整形外科専門医、臨床心理士、義肢装具判定医師、医学博士 
その他役職